AIBO バッテリーセル交換っ 後篇
自分自身が何かに特化した専門家ではないので
あんまり詳しいです雰囲気を出さないようにしてるせいなのか
ブログを読んでる人から「はじめてドライバーセット買いました」なんてことを言われるが何度もある。
だからバッテリーのセル交換なんてことは書きたくないのだが
AIBOを語るうえでどうしても避けられないので
こういのがいるってくらいに思っといてほしいの。
前篇でバッテリーのセルを新品に交換したが充電できない(ランプが光らない)ってことでどうする? ってところまでだったのだけれど
結論から言うとAIBOバッテリーの制御基板についている
↓この「セルフコントロールプロテクター」というチップが原因。
65ASF SC 10 なんてセルフコントロールプロテクターは検索しても出てこないけど
旧ソニーケミカル(デクセリアルズ)製の
5Aで端子3つのセルフコントロールプロテクターが同じもののようだ。
このセルフコントロールプロテクター(SCP)ってのが秋月でも千石でも売っていないし、仮に入手できたとしてもこのチップの型番が書いてある上の部分が
樹脂なのでコテがあてられない、溶ける。
普通にハンダ付けできない、樹脂とセラミックの2層構造なのだ(横から見るとわかる)
どうするかの前に、
樹脂部分だけがきれいに取れたて中身が見えた。
これを見ると太い四角い板がヒューズなのだが切れてない
(逆にこれが切れてるような基盤はもうやめておいた方が良いと思う。)
それで何が通電をさせてないかというと
↓の○部分 ヒーター部分のパターンが切れている(AIBOの2台が同じ切れ方だった)
↑この状態で十分に熱したハンダコテでじっくり熱してやればハンダが染み出てきて
簡単に取れるのだがまわりに細かいチップコンデンサがあるので注意。
(こんなのハンダ付けできません)
SCPを取ったパターンがこんな感じ。
そして入手もハンダ付けもできないセルフコントロールプロテクターをどうするかと
言うと
言いたくないが直結する。
でも盛りハンダでショートさせたりしないで
一応バカ避け程度に5Aのヒューズを使った。
飛散させないようにガラス管を割って中身を取り出す。
ヒューズ端・ヒーター・ヒューズ端のようにU字に曲げたヒューズの線でつなぐ
(ヒューズ端・ヒューズ端でつなぐと多分燃える)
そして基盤をバッテリーパックに戻していよいよ充電!!
(間違えると即リアルに炎上だからね)
充電っ よかったw
ところでAIBOってマグセーフじゃん
なんでVAIOに付かなかったんだよ。
他にもあれより先にマグセーフもi-Potも作ってたメーカーは何やってたんだよ
(あれの創業よりも先に日本の家庭にはアイホンが普及していたじゃないか)
約2時間で充電完了。
マグセーフ?を外して電源を入れると
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鼻から牛乳が流れて(音楽ですw)秒速で落ちる・・・
やっぱり文鎮なのか
つづく